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交通大学

第18回 交通大学

テーマ

交通社会におけるリスクマネジメントを考える

コーディネーター


金光 義弘
川崎医療福祉大学
臨床心理学科 特任教授

この度は自然災害の脅威を身近に感じるとともに、自然環境と人間の生き方について改めて考え直す必要性を痛感された方も多いと思います。 地震や津波、風水害や土砂災害などの自然災害に見舞われるわが国には、「備えあれば憂いなし」などの災害リスクを想定して、被害を最小限に留める準備を怠らないように、という戒めがあります。

 ところが自然災害はもとより、さまざまな危険に晒されている我々のリスクを読む力(リスクリテラシー)は確かでしょうか。 今日その力が弱まっているように思えてなりません。その一つの要因として、経済優先と成果主義が考えられます。 我々の生活にとって最も大切であるはずの安全、安心、健康、そして福祉などは、目に見える利益を生まないために後回しにされ、コスト削減の対象になるのです。 世の常として、リスクらしき感覚を経験するのは、大事故が起こったり、破綻をきたした時であり、「再発防止」の名のもとに規制だけが強化されるのが普通です。交通安全も例外ではありませんか。

 今回は今日のリスク蔓延社会に目を向け、真のリスク・マネジメントとは何かを問いつつ、交通安全と関係する心身の健康、道路環境、企業や地域のリスク回避教育などの課題に迫ります。 皆さまとともに安心して健康な生活が営める社会づくりを考えたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。

第1講座

弊社が取り組む講習や地域の交通安全教育活動

吉村 修一
株式会社臼田 ファインモータースクール 品質保証部 チーフ

 
[ 略歴 ]
平成 8年2月  ファインモータースクール入社 教育部配属
平成 8年8月  教習指導員(普通)取得 教習業務(技能)を開始
平成10年      教習業務(学科)を開始
平成13年      学科教習チーフ
平成25年      品質保証部へ異動 現在に至る

第2講座

ドライバーの無意識の行動を利用した生活道路における交通安全対策

生活道路の安全対策としてゾーン30など自動車の走行速度を30km/hに規制する施策が進められている。しかし、規制
だけでは自動車の走行速度抑制は容易ではない。ドライバーが無意識に速度を落とすような道路にするにはどうしたら
よいのか。この方法について考える。
 
橋本 成仁
岡山大学大学院 環境生命科学研究科 准教授

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。博士(工学)・技術士(都市及び地方計画)。 東京大学大学院助手、財団法人豊田都市交通研究所主席研究員を経て2008 年より現職。 専門分野は都市交通計画、地区交通計画、公共交通計画。 生活道路における交通安全に関して調査・研究を進めており、住宅地の交通安全対策や通学路の安全対策の検討などを通じて、地域のまちづくりに関わっている。

第3講座

様々な依存症: 危険ドラッグ, アルコール, インターネット

運転行動だけでなく、私たちの健康や社会生活に影響をおよぼす最近話題の依存症について解説します。
 
樋口 進
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長

昭和54年東北大学医学部卒。米国立保健研究所留学、国立久里浜病院臨床研究部長、同病院副院長などを経て現在に
至る。WHO研究・研修協力センター長。 WHO専門家諮問委員、厚生労働省厚生科学審議会委員・同省依存検討会座長
など多数。 国際アルコール医学生物学会(ISBRA)理事長、日本アルコール関連問題学会理事長、国際嗜癖医学会(ISAM)
理事(2014年大会長)など。慶應義塾大学医学部客員教授、藤田保健衛生大学医学部客員教授。

特別講演

私の歩んだ道 ―見えないから見えたもの

竹内 昌彦
岡山県立岡山盲学校講師

小学生の時に視力を失う。全盲というハンディを物ともせず、いじめ・制度の矛盾に真っ向から向き合い、モンゴルに盲学校建設という夢を果たした。

[ 略歴 ]
昭和28年2月 網膜剥離により失明
昭和29年4月 岡山県立岡山盲学校小学部3年編入。以後,同校中学部・高等部へ進学
昭和41年3月 岡山県立岡山盲学校高等部専攻科卒業 あん摩マッサージ指圧師免許,鍼師免許,灸師免許取得
昭和43年3月 東京教育大学盲学校教員養成課程卒業
昭和43年4月 岡山県立岡山盲学校教諭
平成11年4月 同校高等部教頭
平成17年3月 退職