地域の安全と活性化
-安全で安心な交通社会を築くための試み-
岡山の地で産声を上げ、全国に向けて安全な交通社会の実現を目指す情報を発信してきた「交通大学」も、皆様のご理解とご協力のお蔭で今年は第19回を迎えます。 また本夏には、NPO法人「安全と安心 心のまなびば」が誕生し、本大学もマイクロメイト岡山(株)との共同開催となりました。 謹んでお知らせするとともに、益々のご支援を賜りますようお願いいたします。
さて今年のテーマは「地域の安全と活性化」です。その中で、少子高齢化社会に生きる私たちが、安心して活き活きと暮せる街をつくるためには、 どのような効果的な術を試みればよいかについてご一緒に考えます。
今回は特に、わが国の交通安全教育の権威であり、「ヒヤリ地図」の創始者である鈴木春男先生の特別基調講演を予定しています。 引き続いて、幾つかの効果的な交通安全教育の実践例をご紹介し、皆様の地域の安全と活性化に役立てていただこうと思っています。一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
交通安全への動機づけ
― 参加・体験・実践型交通安全教育の意義と事例 ―
鈴木 春男 (千葉大学 名誉教授)
わが国の交通教育の権威であり、「ヒヤリ地図」の創始者である鈴木晴男先生には、子どもから高齢者までの交通安全や地域の安全の基本的心構えについて、貴重なお話をしていただきます。
新しい交通安全教育の理論と方法 「ピア協働実践学習」
― みどりの林檎と警察庁のモデル事業 ―
金光 義弘 (NPO法人 安全と安心 心のまなびば 理事長)
従来の交通安全教育に代わるユニークで有効な「ピア協働実践学習法」について、心理学の理論的根拠と、成功例である岡山市立中学校の「みどりの林檎」を中心に紹介していただきます。
「互譲精神」を基本理念とした交通安全教育の取り組み
井口 國雄 (長崎県 あたご自動車学校 代表取締役)
地域の交通安全教育センターとしての自動車教習所の役割と、あたご自動車学校が実施されている活動(シニア・リーダー育成研修会)についてお話しをしていただきます。
シニア・リーダー育成モデル事業のその後
― 岡山県の取り組み ―
三村 仁志 参事官 ・ 藤社 悦史 警部補 (岡山県警察本部 交通企画課)
高齢者に向けた交通安全講習内容の実演披露
シルバー・セーフティ・サポーター
意見交換 今後の活動と課題
シニア・リーダー / シルバー・セーフティ・サポーター
第1部では、警察庁の「シニア・リーダー育成モデル事業」のモデル県として、数々の実績を上げた経験を紹介していただきます。
第2部では、現在活躍中のシルバー・セーフティー・サポーターに、高齢者向けの安全講習方法についてユニークな実演を交えて紹介していただきます。
また、第3部においては、「今後の活動と課題」というテーマについて意見交換を行います。
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